私は高校生のときから大学4年生(現在)になるまで、5箇所以上のアルバイトをしてきました。
以前アルバイトをしていたときは、本っっ当に毎日辛かった。
求められているように上手く動けなくて、「本当に自分は仕事をすることに向いていない。これから就職しても叱られてばかりになるんだろうな。」と真剣に悩んでいたんです。
でもカフェでアルバイトをしている今は、その考え方が180度変わりました。「アルバイトのコツ」を知って、ほんっとうに楽になりました。
この記事では、その「アルバイトのコツ」、ある種のマインドセットについてゆるく書いていこうと思います。
アルバイトをしていて苦しいと思っている人や、これからアルバイトをするけど仕事ができるか不安で一歩踏み出せない人は、ぜひ参考にしてみてください。
アルバイトが辛かった時期
「どうせアルバイトだし」と楽をしていた
→その後の仕事がめちゃくちゃ辛くなった
本題に入る前に、私がマインドセットを獲得する前の状態についてお話しておきます。時間がない人は読み飛ばしてください。
私がアルバイトすることに辛いと思っていた時期はどんなふうに働いていたか。
その頃は「アルバイトだし、責任はそんなにないから言われたことをやろう」「出来る限り楽をして、考えることを少なくして働こう」と考えていました。すごく不真面目ですが。。
そうやって考えていたから、当然仕事をしていたらそこら中にわからないことがありました。
でも「そこまで質問はしなくていいか、バイトだし。」と、とりあえず研修で教わったことを覚えるスタンスでした。
海外でのバイトでは本気で働くしかなかった
「どうせバイト。」「楽をしたい。」
その考え方が一転変わったのは、オーストラリアへワーキングホリデーをしたときでした。
ワーホリでバイトをするのに、その考え方は通じなかったのです。
オーストラリアでは「トライアル」という制度がほとんどのワークプレイスにあります。
面接をしたあと実際に数時間働き、そこでの動きを見られて遂に合否が決まるという制度です。
私はただでさえ英語を話せなかったので、行動で働く意志があることを示すしかありませんでした。
言われたことをやっているだけでは使えないと思われてしまう。
トライアルのために時間をあけて、トライアルでタダ働きをしているのに、受からなければ全てが時間の無駄になってしまう。
時間を無駄にしないためには、とにかく自分のできるベストを尽くして動くしかない。アルバイトだしなんて言い訳は一切できない。
その自分のできるベストを尽くしたことが、今回の気付きとつながっています。
簡単に言ってしまえば、「自分のできるベストを尽くすこと」こそがアルバイトのコツだったんです。
アルバイトに必要なマインドセットとは
1.上司に期待させてはいけない
あなたの上司があなたの仕事を見て叱ってくるのは、その上司があなたに期待しているからです。
もしくは「この程度の仕事はできるだろう」と勝手に思い込まれているから。
思い込まれることについては相手の問題なので仕方がない…と思うかもしれないですが、ここで伝えたいのはそもそも思い込ませてはいけないということ。
ではどうしたらいいのか?
わからないことはわからない、できないことはできないと伝え、
不安な事は上司に率直に相談しましょう。
できるフリをせず、ありのままのあなたで居ましょう。
知ったかぶりや、何でもかんでもできると言ってしまうと当然相手は「こいつはできるやつなんだな」と思ってしまいます。
研修が終わってから「わからない」「できない」と言うと、当然上司は「なんでそんなことも知らないの?」となります。
一応研修期間は終わって、基本事項は全部教え終わった…と思い込んでいるからです。
研修期間というのはインプットの時間だから、あなたがミスをする機会は殆どありません。
でも研修期間が終わりアウトプットのみになったとき、いくらでもミスできる環境です。
本当に悲しいのですが、人間って偏見の生き物なので、ミスすれば一気に印象が悪くなり、ミスをしなければなぜか「めちゃくちゃ有能」と思ってしまうんです。
どういうことかというと、
研修期間はあなたがミスをする機会がほとんどないから、勝手に「有能」だと思い込まれてしまう
↓
そしてアウトプットしていてミスをしたとき、思い込んでいた「有能」とのギャップが相まって上司をものすごく落胆させてしまう
こういうからくりです。
上司に自分が有能だと思い込ませてしまうと危ないです。
有能だと思われれば思われるほど、できるふりをすればするほど、自分の首を締めるだけです。
「できる人間」にならないでください。
あなたに期待してしまい、あなたが仕事を間違えたときに相手は激昂してしまいます。
でも上司が忙しそうで質問しにくい!
質問できる時間がない!
そんな方にこそ大事なのが次の項目。
2.研修でわからないことを全て潰しておく
研修が終わるまで、もしくはバイトを始めてできるだけ早いうちにわからないこと、できない事は全て明確に相手に伝えておくべきです。
その上で疑問点は全て解消しておきましょう。
「そんなことをすると研修の時が1番大変じゃないか!」と思うかもしれませんが、大変なのは最初のうちだけです。
実際のところ、最初のうちに先回りして動いていた方が間違えて叱られる回数が格段に減り、精神的に楽になります。
独り立ちした後は実践に徹するので質問をする時間がない場合が多いです。
忙しい時間に仕事入れられて、結局業務に集中することになります。
うろ覚えの業務の対応を求められてその業務を間違えたら、なんでこんなことを知らないのと言われてもおかしくありません。
だからこそ研修の段階でわからないことをできる限りなくしておきましょう。
3.とにかく先回りして考える
わからないことを全て潰しておくためにも、とにかく先回りして物事を考えて動くと良いです。
例えば「野菜炒めを作る」と言う仕事で、研修で「カットされた野菜を炒める」仕事を学んだとします。
よくよく考えると、そこで自分が炒めている野菜は誰かが切っているはず。誰かが切っていると言う事は自分もいつかはその仕事をすることになるということ。
であれば、野菜を炒めるという研修を受けたときに、あらかじめ「野菜はどのように切ればいいのか?」といった質問ができます。
結局このように先回りして出てきた疑問を全てつぶしておくと、覚えるのがかなり楽になるメリットがあります。
点で覚えるのではなくて、ストーリーで覚えることができるからです。
また、「なぜ」という疑問が浮かんできたら、それもどんどん質問しましょう。
例えば「野菜炒めに使う野菜を大きめにカットする」という仕事があったら、それを丸暗記にするんじゃなくて、その理由を考えます。
お客さんに食感を楽しんでもらいたいのかもしれないですね。そういった理由を質問することで、丸暗記する必要なく簡単に覚えられるメリットがあります。
4.自分で研修を作る
先回りして考え、自分の苦手なことできない事を発見したら、そのことを上司に伝えて研修内容を自分に合ったものに変えてもらいましょう。
それが見出しの「自分で研修を作る」の意味です。
各会社に研修があるはずですが、その研修が自分と合っているかどうかはまた別の問題です。
自分に合っていないと思うなら、自分から行動を起こして研修を変えてもらいましょう。
例えば、料理のレシピをたくさん覚えなければいけない時。
私の場合は座学で覚えることがすごく苦手で、丸暗記をすることができません。
そこで私は実践の時間を作ってもらえるよう上司に相談しました。
1番の理想は「会社の研修に従うこと」かもしれません。
しかしその研修方法が自分に合っていなくてしっかり業務を遂行できないとしたら、後で怒られて辛くなるのは自分自身です。
研修の目的は、最終的にしっかり仕事を1人でできるようになることであって、その過程にこだわる必要はありません。
どんどん相談して自分にあった環境を作ること、それが一番の近道です。
まとめ
「とにかく楽をして仕事をしたい」と思っていた時、私は「自分は仕事のできない社会不適合者だ」とすら思っていましたが、今は全くそんなふうに思いません。
単純にバイトに対する考え方が合っていなかったのです。
ここまでのマインドセットを実行することで、私は怒られることが格段に減りました。そのおかげもあり、自分に自信がつき、仕事をしていて楽しいとすら思えるようになりました。
「たかがアルバイトでこんなに頑張らないといけないの?」と思った人もいるかもしれません。
でもよくよく考えて欲しい。
研修で頭をフル回転にさせて、その後の業務独り立ちした後の業務を楽にするか。
研修で手を抜いて、その後独り立ちした後にわからないことを抱えて、不安のまま毎日出勤して、たくさん怒られ「なんでこんなこともできないの」と言われ、精神的に辛い日々を送るか。
とにかく自分のベストを見つけてみてください。
当ブログでは他にワーホリや英語学習、シェアハウスについて情報発信しています。
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